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動悸について

[2018.04.28]

循環器内科にいらっしゃる患者様の症状でよくみられるものに動悸があります。

開院して1か月が経過し動悸症状を訴える患者様が思ったより多いことに気づきましたので、今回は動悸について少しお話します。

 

心臓の病気というと、主な症状が動悸息切れと昔から言われていますが動悸とはいったいどういうものをいうのでしょうか?

まず動悸とは心臓の鼓動を強く感じることを言います。感じ方は人それぞれで、同じような状態でも感じる人と感じない人がいます。

動悸にはあまり心配のない生理的なものから、脳梗塞の原因になるような不整脈、命にかかわるような不整脈や心疾患まで様々あります。

ここではまずご自身でチェックしていただくポイントをお伝えします。

動悸のおこるタイミング、時間帯(動いているときか安静にしているときか、多い時間帯)

動悸のテンポ(速いのか、普通なのか、乱れはあるか)

伴う症状(失神、めまい、痛み、冷や汗、息切れなど)

 

考えられる病気としては、不整脈、弁膜症、狭心症などの心臓の問題、甲状腺疾患、更年期障害、精神的な問題、自律神経の不調、貧血などいろいろありますので、まずはご自身でチェックしていただき、危ないものでないかをまず診断することが必要です。

動悸に関しては心電図をとっても問題ないといわれた方が多くいらっしゃると思いますが、症状のある時の心電図がわからないため、なかなか診断に至っていない方も多くみられます。24時間心電図(ホルター心電図)を行うことで、診断に結びつくことも多い為、動悸症状のある方は一度検査をお勧めします。

当院では少しでも早く結果をお伝えするため、ホルター心電図も院内で解析しております。通常は結果が出るまで数日から2週間くらい時間が必要なことが多い検査ですが、急ぐ場合は外した当日に結果をお伝えすることも可能ですので、不安を感じでいらっしゃる方はぜひご相談下さい。

連休の前半はお天気に恵まれそうですね。皆様良い連休をお過ごしください。

 

 

 

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