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いびき 昼間の眠気

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

寝ている間に一時的な上気道の閉塞が起こり、呼吸が夜間何度も止まってしまう病気を睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea  syndrome)といいます。

SASは上の図にあるように、顎が小さい、扁桃腺が大きい、鼻中隔が曲がっているなどのもともとの形態的な問題に加え、若い時より体重が増えたなどの原因が加わって発症することが多いと言われています。

また睡眠導入剤、飲酒なども気道の筋肉を緩めてしまうため、喫煙は気道の慢性的な炎症をきたすためSASの原因となります。

寝ている間に無呼吸が起きると

呼吸を再開するために、脳は何度も覚醒してしまうため、本来起きている間に優位になる交感神経の活性が上がります。

交感神経活性が夜間に上がると、夜中に不整脈を起こしたり、夜間や早朝の血圧が上がってしまいます。

また夜間血液が低酸素となり、血管の内皮にストレスがかかり炎症が起きます。それを放っておくと動脈硬化が急速に進行します。

また脳が低酸素にさらされることにより脳の機能にも各影響を及ぼします。

まだ解明されていないこともありますが、このような理由から上の表にあるように、SASが重症になると高血圧のリスクが3倍近く上がるといる研究結果も出されています。

 

下記の症状がある方は当院にご相談ください。

  • 大きないびき
  • 夜間何度も目が覚める。トイレに行きたくなる
  • 昼間の強い眠気 起きた時の頭痛
  • 憂鬱な気分になる
  •  集中力の低下
  • (家族などが気づく)睡眠時の呼吸の停止

診断と治療について

当院では簡易睡眠モニターを用いて自宅で検査を行い診断します。簡易睡眠モニターは機械が空いていれば診察当日に貸出し、翌日返却時に結果説明が可能です。その結果中等度以上の無呼吸が疑われた際には(1時間の無呼吸および低呼吸の合わせた回数が15-40回程度の場合)精密検査(連携病院にご紹介します)を行います。また1時間の無呼吸の回数が40回以上だった場合は早期の治療開始が望ましい為,直ちに経鼻持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)を当院にて導入します。治療開始後は月に一回当院に通院していただき、無呼吸がない状態に持っていけているか、毎日治療が継続できているか、CPAPのマスクがあっているかなど、一か月間の治療データをお見せしながら治療を継続していきます。

 

検査から治療までの流れについて

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