花粉症
花粉症とは
スギやヒノキなど植物の花粉が原因(アレルゲン)となって、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。
日本では4人に1人くらいが花粉症と言われています
とうして起こるの?
原因となる花粉(アレルゲン)が体に入ると、それに反応し抗体(IgE抗体)を作ります。アレルゲンである花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面の抗体と花粉が結びつきます。すると肥満細胞からアレルギーの原因である、ヒスタミンや、ロイコトリエンが放出されます。このヒスタミン、ロイコトリエンがアレルギー症状を引き起こすのです。
花粉症の治療
1、薬による治療
アレルギーを抑える内服薬(抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン拮抗薬など)
点鼻薬 鼻の粘膜の炎症を抑える薬
点眼薬 目の粘膜の炎症を抑える薬
2、舌下免疫療法
アレルゲンを含むエキスを舌の下に入れ、徐々にアレルギー反応を抑える治療です。
約2年間にわたる、長期にわたる治療が必要です(花粉症の時期はできません)
3、レーザー治療
鼻粘膜をレーザーで焼灼する治療です
主に薬でコントロールがつかない方、内服ができない方(副作用や妊娠等)が対象になります。
花粉症は様々な症状により集中力を欠き、日常生活の質を著しく下げてしまいます。
早めに治療(花粉飛散の2-3週間前)を開始することで症状を和らげることができます。
当院では症状にあわせて、内服薬、点鼻、点眼薬を組み合わせ治療を行っていきます。(舌下免疫療法、レーザ治療は行っておりません)