プラセンタ注射について
ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
9月に入りましたが、まだまだ蒸し暑さ残っています。引き続きしっかり水分補給をしてお過ごしください。
さて、3回目のクリニックブログは、プラセンタ注射「メルスモン」についてです。
プラセンタとは、「胎盤」という意味があり、胎盤から抽出される成分のことを指します。
胎盤(プラセンタ)から抽出された有効成分胎盤は胎児と母親をつないでいる臓器で、短期間に胎児を大きく成長させる役割を果たしています。そのため胎盤の中には人の成長に必要なアミノ酸、ミネラル、ビタミンなど様々な成分が含まれています。医療用のプラセンタ注射は厚生労働省に認可された医療用医薬品で、日本国内の産婦人科で健康な母親より正常分娩で生まれた胎盤を使用しています。
プラセンタ注射には2種類の薬剤が使用されます。その中の一つ、「メルスモン」は、45~59歳の女性の方で更年期障害の治療の場合に保険適応が認められています。(1回につき1本)
女性ホルモンの分泌低下に伴い、ほてりやイライラ、のぼせ、不眠など何となくこれまでにない体調の変化を感じることが多くなります。
メルスモン注射によりこれらの症状の改善が期待されます。
それ以外の方、美容目的で治療したい方は自費診療となりますのでご了承ください。
更年期障害の症状でお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
※これまで国内外でプラセンタ注射により感染症にかかった報告はありませんが、2006年以降厚生労働省の通達により、プラセンタ治療を1回でも受けた場合は献血ができないことになりました。そのため、副作用や献血禁止などについて十分な説明を理解していただき、同意書にご記入をお願いいたします。
※注射剤のため、人によっては、注射部位の疼痛、発赤等や、悪寒、発疹が起こることがあります。その場合は医師にお申し出ください。